R

疑問を持つ女性読者

「プログラミング言語にR(アール)っていうのがあるらしいけど、どんなプログラミング言語なんだろ?」

「他にも色々プログラミング言語があるけど、R言語はどう違うんだろ?」

「R言語は、製薬企業の研究者や薬学部生が勉強して意味のあるプログラミング言語なんだろうか?」

そんな疑問を持つ人も多いかもしれませんね。

この記事はそんな皆さんへ向けて書いています。

僕がプログラミング言語「R」と初めて出会ったのは、大学の情報科学の授業でした。

その当時は、R言語を学ぶ意義も全く理解できず、途中で授業にもついていけなくなってしまって、結局単位も落としてしまいました

そんな僕ですが、製薬企業に就職して、R言語を理解する必要性を痛感し、今となってはRを習得して仕事にも生かせるようになりました

この記事では、そんな僕の経験をもとに、Rというプログラミング言語の特徴や、勉強方法のコツを解説します。

この記事に書かれていることを頭に入れて、R言語の勉強に取り組めば、あなたも仕事でRプログラミングができるようになります。

Rの特徴

Rは、統計分析向きのプログラミング言語です。

詳しく説明しようとすると、専門用語が多くなってしまうので省略しますが、平均値を計算したり、統計的仮説検定をしたりといった、統計分析で必要になる計算が簡単にできるのが特徴です。

複雑なコードを書かなくても、シンプルで短いコードを書くだけで、統計に関するいろいろな計算をすることができるわけです。

Rの勉強方法

最近は、インターネット上でプログラミングの勉強ができるオンライン学習サービスが増えてきていますが、R言語を扱っているサービスはあまり多くはありません。

数は少ないながらも、分かりやすさという意味では十分質の高いコンテンツが揃っています。

また、Rを勉強する前にPythonを勉強してしまうのも一つの手です。

ドットインストール

R言語も扱っているオンライン学習サービスです。

1回の講義は、3分程度の動画になっており、すきま時間でも勉強しやすいのが特徴です。

Rを扱っている講座は「R言語入門」ですが、これは無料で視聴することができます。

また、必要なソフトウェアのインストール方法も動画内で説明されていますので、R言語を全く触ったことがない人はこのドットインストールで勉強を始めるのがおすすめです。

ドットインストールについて詳しくは、以下の記事で解説しています。

製薬企業研究者や薬学部生のためのドットインストール活用法

Udemy

プログラミングだけでなく、Webデザインやマーケティングまで取り扱っている動画サービスです。

ここに投稿されているRプログラミング関連のコースを受講すると良いでしょう。

おすすめは、「Rではじめる統計基礎講座」です。

実際僕も受講しましたが、統計学とRプログラミングを同時並行で勉強することができたので、学習効率はとても良かったと感じています。

Udemyについて詳しくは、以下の記事で解説しています。

製薬企業研究者や薬学部生のためのUdemy活用法

RStudioではじめるRプログラミング入門

Rは、統計と関連の強いプログラミング言語ですが、「RStudioではじめるRプログラミング入門(オライリー・ジャパン)」は、統計は使わずにプログラミングを勉強するための専門書になっています。

Rと統計を一緒に勉強すると、途中で分かりにくいなと感じてきたときにプログラミングにつまづいている場合と、統計につまづいている場合が出てきますが、この本であれば統計につまづくことはとりあえず気にせずにプログラミングに集中して勉強を進めることができます

実際僕も会社に入って「プログラミングを勉強しよう」と決意して初めて買ったのがこの本でした。

5月の大型連休中に1日1章を目安に、多少理解できないところがあっても気にせず飛ばしていきながら進めていきました。

Rに関する専門書は多くの場合統計と関連づけて書かれていることが多く、途中で退屈に感じることも多かったんですが、この本は純粋にプログラミングの楽しさを追求できる感じで、多少分からないところがあっても挫折することなく1冊読み終えることができました。

なので、プログラミングをこれからやる人にもおすすめです。

また、ある程度プログラミングの知識がついてきてから読み返すと、大事な概念がたくさん書かれていることに気づきます。

いきなり最初から全てを理解する必要はないですが、プログラミングの勉強を進めていくにあたって、手元に置いておきたい1冊ですね。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

R言語の初心者には「RStudioではじめるRプログラミング入門」がおすすめ!

はじめにPythonを勉強する

RとPythonは異なるプログラミング言語ではありますが、文法がよく似ており、片方を習得すればもう片方はすぐに使えるようになります。

僕はR言語をはじめに勉強して、その後にPythonの勉強をしましたが、Rプログラミングが身についていたおかげでPythonの方は1週間ほどで使えるようになりました

オンラインの学習サービスの充実度でいうと、RよりPythonの方が上なので、これまでプログラミングをやったことがない人にとっては、Pythonの勉強から始めるとよりスムーズにスキルを身につけることができるかもしれません。

Pythonについて詳しくは、以下の記事で解説しています。

プログラミング言語Pythonとは?AIや機械学習に使える?

まとめ

この記事では、プログラミング言語Rについて、その特徴と勉強方法のコツについて解説してきました。

もう一度要点をおさらいしておきましょう。

  • Rは統計分析に強いプログラミング言語。
  • 文法はPythonに似ているので、Pythonを勉強した後にR言語を勉強するのもあり。

R言語を身につけることができれば、多くの文献でスクリプトとして公開されている解析手法をすぐに使えるようになります。