「英語の力をつけるにはどうしたらいいんだろう?」
「製薬会社で仕事をするときに必要な英語力って何なんだろう?」
この記事はそんな疑問をお持ちの皆さんに向けて書いています。
実際僕は、大学4年生で研究室に配属された頃はTOEICのスコアが500台でしたが、そこから4年で まで上がりました。
そして、製薬会社に就職すると、僕が作った英語のスライド資料を見た上司から「
」とほめて頂きました。僕自身、大学受験の第一志望校に英語の点数が低すぎて不合格になるなど、英語にはあまり自信はありませんでしたが、そんな僕でも
んだと感じました。そんな僕の経験をもとに、この記事では、製薬会社研究者や薬学部生が身につけておくべき英語スキルについて解説します。
この記事を読めば、製薬会社で仕事をするときに必要なスキルにしぼって効率的に英語を勉強する方法が分かります。
一番大事なのは英語を「書く」力
英語の「読む」、「書く」、「話す」、「聴く」力はどれも大切と言えば大切なんですが、製薬会社では特に「書く」力が求められます。
英語でスライド資料を作ったり、実験の計画書や報告書を英語で作成したり、論文を執筆したり、など英語を書く場面はよくあります。
もちろん、論文を読んだり、外国人とディスカッションをしたりすることもあって、「書く」以外の力が必要になることもありますが、一番必要なのは「書く」力ですね。
逆に言えば、ライティングさえできれば製薬会社での大部分の仕事はこなせると言っても過言ではありません。
僕のTOEICスコアは800台ですが、TOEICスコア900台の同僚よりも、ライティング力に関しては高いし、製薬会社での仕事にも役に立つ、と上司から言われたこともあります。
以上のように、これから製薬業界に入る人が英語に関してまず取り組むべきは、ライティングスキルの向上ということになります。
英語のライティングスキルの伸ばし方
ではどうやって英語のライティングスキルを伸ばすかということですが、一番大事なのは「調べる力」です。
何か英文を書こうとしたときに、自信があるなら大丈夫なんですが、少しでも「この書き方は合っているかな」といったような不安がある場合は、Googleなどの検索エンジンで調べることが大切です。
やり方としては、不安に思うフレーズあるいは単語をGoogleなどの検索エンジンに打ち込んで検索して、検索結果がどれほど出てくるかを確認するという感じです。
検索結果で英辞郎やWEBLIOといったオンライン英和辞典のページが複数表示されていれば、打ち込んだキーワードは
、つまり英語として正しい表現と言うことになると思います。逆に検索結果に英和辞典や英語のページが表示されず、日本語のページばかりという場合だと、あまり使われない表現、つまり間違っている可能性がある表現ということになると思います。
こういう場合は、検索結果に検索ワードと意味が似た表現が載っているページが表示されることもあるので、併せてチェックすると良いと思います。
ここで注意してほしいのは、Google検索ではなくGoogle翻訳を使って、出てきた英文をそのまま採用するのは避けた方が良いです。
最近は翻訳の正確性が上がってきているとも聞いたことはありますが、やはり自動翻訳ということで、あまり使われない表現が出てくることもあるので、これをそのまま使うのはおすすめできません。
もし、Google翻訳を使うのであれば、出てきた翻訳結果で「あまり見たことがない表現だな」と思った箇所を、上で書いたように検索エンジンで検索して、全く同じ表現が出てくるか調べてみてください。
同じ言い回しがたくさん出てくるのであれば、そのまま採用してもいいですが、そうでないならGoogle翻訳の誤訳みたいなものなので、別の表現を考える必要があります。
他のおすすめの翻訳サイトを紹介するとしたら、みらい翻訳が僕は良いと思っています。
何回か使ってみましたが、上で書いたように翻訳結果を検索エンジンで調べてみても、よく使われる表現ばかりだったので、翻訳結果はかなり信頼性の高いものだと思っています。
「お試し翻訳」というトライアル版は無料で使えるので、ぜひ使ってみてもらえたらと思います。
以上のように、英語のライティングスキルというのは、単語や熟語をたくさん覚えているということではなくて、検索エンジンなどで調べてよく使われている書き方なのかどうかを判断する力だと、僕は思っています。
みらい翻訳については、以下の記事で解説していますので、読んでみてください。
英語はプログラミングと共通要素が多い?
英語を書くときは「調べる」力が大切だと上で書きましたが、「あれ、どこかで同じこと書いてあったような・・・?」と思った人がいるかもしれません。
きっとその人たちは、プログラミングの記事を読んでくれた人ですね。
まだ読んでいない人は読んでみるといいかもしれません。
そうなんです。
実は「英語とプログラミングは共通要素が多い」と僕は思っています。
英語もプログラミングも何か文字をパソコンに入力していくわけで、分からないところや不安なところが出てきたときには、Googleなどの検索エンジンでキーワードを打ち込んで検索して、出てきたウェブページの情報をもとに、ライティングあるいはコーディングを続けていくという点でほぼ同じと言っていいぐらいです。
なので、英語かプログラミング片方の力がつけば、もう片方の力も身につくと僕は思っています。
英語を勉強していてプログラミングは全くやったことがない、という人は、英語のライティングがある程度できるようになった後にプログラミングにも挑戦してみるといいと思います。
別の記事でも書いていますが、プログラミングができると、これからの製薬業界では大活躍できること間違いなしです。
以上のように
、ということも覚えておいてもらえたらと思います。まとめ
この記事では、製薬業界で必要になる英語スキルについて解説しました。
もう1度おさらいしておきましょう。
- 製薬業界で特に大事なのは「ライティング(書く)」の力。
- 英文を書くときに少しでも自信がない表現が出てきたときは検索エンジンで調べる。
以上を理解できれば、あなたの英語のライティング力もワンランクアップするはずです。
「書いて、調べる」というサイクルを忘れずに英文作成にあたってくださいね。