「日常業務を効率化するプログラムを作ろうと思うんだけど,どんなことに注意すればいいかな?」
「周りにプログラミングができる人がいないんだけど、プログラムを作るコツって何なんだろう?」
こんな疑問をお持ちの皆さんに向けて,この記事を書いています。
実際に僕も,ルーチン業務を効率化するプログラムを作ったわけですが,その経験を通して,プログラムを作る際の注意点やコツが見えてきました。
そこでこの記事では,業務効率化を目的としたプログラムの作り方のコツについて解説します。
この記事を読めば,業務効率化を目的としたプログラムを作るときの着眼点が分かり,すぐに上司や同僚から評価される仕事をすることができるようになりますよ。
何のために業務効率化をするのかを理解する
まず,業務効率化をする目的を理解することが大事です。
「業務効率化のためのプログラム」なんだから,業務効率化が目的なんじゃないかと思ってしまいがちですが,実はもう少し深く考える必要があります。
「仕事が楽になるから?」「上司からの評価が上がるから?」などなどいろいろな考えがあるかと思いますが,これらも少し違います。
「業務にかかる時間が短くなって,その浮いた時間を別の業務に充てることができて,会社の収益アップにつながる仕事に時間をさけるようになるから」というのが模範解答になります。
大事なのは,「自分自身」ではなく「会社」を主体にして考えるということです。
当たり前のことですが,会社員である以上は,自分自身ではなく会社のために業務時間を使う必要があります。
自身の評価が上がるのは,あくまで仕事の結果でしかありません。
自身の評価を上げることだけを目的にした仕事は無意味なわけです。
もし,「何のためにプログラムを作っているの?」と上司から聞かれたときには,上で書いたようなことを理解できていないと,相手を納得させられる返答をすることができなくなってしまいます。
上司からの評価を上げるコツについては,以下の記事で詳しく解説しているので,あわせて読んでみてください。
「自分自身ではなく会社を主体にして考える」ということが習慣化できれば,作るプログラムの機能もより良いものになっていきます。
なるべくプログラムを使う人目線で作る
これから作る業務効率化プログラムを自分自身だけが使うのならいいのですが,多くの場合,同僚など自分以外の人が使うことになるはずです。
ということは,他人が使っても使いやすいプログラムを作ることが大事になってきます。
そして,使う人目線でプログラムを作る際のコツとしては,「なるべく今の業務フローを変えずに動かせるプログラムを作る」ということです。
これは,新しいプログラムを作ることで業務にかかる時間が短縮されたとしても,これまでにやっていなかった新しい作業が発生すると,プログラムを利用する人の心理的負担がかえって大きくなってしまうこともあるからです。
上で,業務効率化プログラムを作る目的は,「会社の収益アップに貢献すること」と書きましたが,業務が減っても別の業務が増えてしまったら,意味が薄れてしまいますよね。
例えば,これまで使っていたエクセル(Microsoft Excel)のフォーマット(テンプレート)がある場合はそれをそのまま使う,とかプログラム利用者の業務フローをなるべく変えない配慮をすることが大事です。
以上のように、特に業務効率化を目的とする場合は、使う人目線でプログラムを作ることが大事になってきます。
まとめ
ここでは、プログラミングで業務効率化を実現するときのプログラムの作り方のコツについて解説してきました。
もう一度要点をおさらいしておきましょう。
- プログラムを作る目的を理解しておく。
- 使う人目線でプログラムを作る。
この記事で書いたことが理解できれば、あとは実践練習のみです。
業務効率化を通して、上司や同僚から感謝されながらプログラミングスキルを伸ばしていきましょう。